家のコックピットでなんとか外界と繋がろうとしていた。世の中が家を中心にまわっ
ている不思議な状況で、家そのものが繋がりを求めて拡張したがっているような感覚を
覚えた。そんな家で描く絵もまたキャンバスの中に収まるのを拒絶しているようだった。」
本展示は、青山健一がCOVID-19による緊急事態宣言中に描いた絵をもとに構成されて
いる。ギャラリーの空間で様々なものと結びつき、「繋がり続け、完成しない絵」のラ
イブ感ある展示となっている。
青山健一 Kenichi Aoyama
[プロフィール]
東京都出身。石川県金沢市在住。
ギャラリーはもとより、廃ビル、ライブハウス、劇場、公共スペースなど、
様々な空間で絵画、映像、立体、インスタレーション作品を発表している。
1997年、ジャズ・オーケストラ『渋さ知らズ』に美術、映像メンバーとして参加。
以降、国内ライブや大型音楽フェス、海外ツアーまで全舞台美術制作を担当。
即興性を重視した映像パフォーマンスで様々な表現者とのコラボレーションライブを多
数発表。
BEAMS T、geewhizなどアパレルへのイラストレーションの提供。
書籍装画、絵本、オリジナルアニメーションや近藤良平やスズキ拓朗をはじめとする
パフォーマーの舞台美術、映像など様々な活動を展開している。
大地の芸術祭2012、中房総国際芸術祭2014に舞台美術、映像作品で参加。
2012年に絵本「あした、せかいが」(文:三角みづ紀/絵:青山健一)を上梓。
【青山健一展『野生の家』】
会場:ヨロコビtoギャラリー
会期:2020年7月15日(水)~8月2日(日)
時間:12:00~20:00(土曜日は11:00~20:00、日曜祝日は11:00~19:00)
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、
営業時間は短縮変更となる可能性があります。