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クボ桂汰 「バンヤンの木~ぼくと父さんの嘘」(静山社刊)発売中 お知らせ

「バンヤンの木~ぼくと父さんの嘘」(静山社刊)発売中

「バンヤンの木~ぼくと父さんの嘘」発売中。

クボ桂汰からのお知らせです。

ハリー・ポッターシリーズでお馴染みの静山社から
「バンヤンの木~ぼくと父さんの嘘」が発売中です。
(ウォーターストーン児童図書賞・最終候補作品)

「スタンド・バイ・ミー」インド版ともいうべき
、4人の少年達の友情と別れを描いた感動の物語です。

映画「スラムドッグ・ミリオネア」でもインドのスラム街が登場しました。
あの映画で何よりも面白く魅力的だったのは、スラム街で暮らす少年少女達を、生き生きと描いた部分だと思います。

この作品の主人公・ビラル達もまさにあの少年達と同じ。田舎の市場町の貧しいスラムで暮らす彼らの姿が、生き生きとした素朴な笑いと共に、エネルギッシュに活写されていきます。

けれど、素朴で牧歌的な生活を送るビラル達にも、容赦のない出来事が襲いかかります。

映画「スラムドッグ」では、突然襲ってきた群衆に、主人公兄弟の母親がたたき殺され、家に火をつけられたりするシーンがありました。映画を見ていたときは、その理由がよくわからなかったのですが、それがこの「バンヤンの木」を読むと何があったのかがよくわかります。

1947年、分離独立に揺れるインドで何があったのか。
その嵐のような出来事はビラル達インドの子供らに何をしたのか。なぜビラルは嘘をつかなければならなかったのか。なぜ仲間達と別れなくてはならなかったのか。町を見下ろす丘の上に立つバンヤンの木は、何を見守っていたのか。

物語のラスト、住み慣れた町を追われ、その後60年間も訪れた事のなかった町にビラルは降り立ちます。
その時、悠久の時を超えて、嘘の向こうに隠されていた真実が姿を現わします。

かけがえのない友達や人との別れ。そして、その後二度と会う事が叶わなかった心の痛み。悔恨。そんな経験は誰にもあると思います。
この物語は、その時の苦しく切なかった感情を鮮やかに蘇らせます。そしてラスト、全てのものを包み込むような暖かさに、時の流れを超えて全身を揺すぶられます。

かつて少年少女だった全ての人へ。
もう会うことの叶わぬ、かけがえのない人の記憶を持つ全ての人へ。この物語を読んでみて下さい。














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