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キャンパスライフと卒業制作

たまたま現役で進学できた30年程前の武蔵野美大でのお話。
東村山の風呂無しのトイレ共有の毎月3万ほどの間借り暮らし。(アパートじゃないのです)仕送りは貰っていたものの課題をこなす画材を買う為には働かなくちゃいけないのです。服も靴も買えない。「バイトは内定が出てからでいい」というゆとりのある同級生には引け目を感じていました。

学生生活課で'ものつくり'の仕事を探していると大学からほど近い所にゲームの制作会社を見つけます。後に「デジタルピンボール」シリーズで名を上げる株式会社KAZeというプロダクションです。そこに友達と二人で応募して採用になります。

PCでピクセルの絵を描いてアニメーションを作る仕事で、ゲームの背景やキャラクターをすぐに作らせてもらいました。これが天狗のお面がアメリカを破壊するファミコン後期の怪作「暴れん坊天狗」でした。

その他にも取扱説明書やパッケージのイラストやデザインも任せて貰え、ショー用のポスターやチラシのキャッチコピーも考えていいという自由さがあり学業そっちのけでのめり込んで行きました。当時の上司は今でも交流がある元ナムコで「源平討魔伝」や「ベラボーマン」を開発された中潟憲雄さんでした。なんとも幸運な船出です。

一緒に働いていた友達は今はアメリカでディズニーのシニアデザイナーになっています。
最近分かった事ですが空間演出デザイン学科(通称は空デ)の同期に時代小説家の幡大介さんとアートディレクターの平林奈緒美さんがいます。他のみなさんもそれぞれでご活躍です。

そんなこんなでほぼアルバイトの記憶しかない学生生活でしたが、最後の卒業制作はしっかり取り組みました。「ボードゲームとそのゲームをする空間を作ろう」というグループに誘ってもらったんです。写真が当時の作品です。ゲームのルールやオリジナルトランプから駒、机や室内の装飾と3人の外にも同級生のスペシャルサンクスもあって映像やシルク印刷のボードなどトータルでデザインに取り組みました。・・・楽しかったなぁ。写真のトランプは僕が担当して(と言ってもネヴィル・ブロディの影響は一目瞭然)すぐに売り切れた記憶があります。

最近は新分野の仕事も増えてきましたが、考えてみると「コンテンツの制作とその周りの様々なものつくり」は今の仕事の原点かもしれませんね。

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