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OKN エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスの感想 その他

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスの感想

話題のオスカーを総なめにした作品を観てきました。監督と脚本のコンビ、ダニエルズが日本のファンにメッセージを書いています。

■ダニエルズから日本の映画ファンへのメッセージ

https://gaga.ne.jp/eeaao/about/


同じような事を昔僕もBlogに書きましたがアニメもミニシアター映画も楽しむ人には推しです。

■歌舞伎を観て文化を考える。

https://i.fileweb.jp/okn/info/detail/15840


SNSが広まった今の世の中をマルチバースに例えならが性的マイノリティー、自営業、3世代のチャイニーズ・アメリカン、ジャパニーズ・アニメ、伊丹十三、ウォン・カーワイ、タランティーノのフィルム・ノワール、ジャッキー・チェン、チャウ・シンチー、マイケル・ホイの香港武侠コメディー、ピクサー作品、ガンジーの哲学なんかをまぶした”家族愛と人間賛歌”の物語。

怒涛のB級テイストの衣を着た超A(エース)級作品。ゲラゲラ笑って、気づいたらグッと心を掴まれ泣いていました。とは言えアジア映画とミニシアター系の映画の双方に耐性が無いと、ハードルはやや高いかもしれません。ぼくは両方が好きで時にピーキーでカッティングエッジな作品も好むので、こういうノリは大歓迎です。

最後にマルチバースを題材にしたこの映画のキーワードに「自分で選ぶ人生・諦めるな、あなたの今は悪くない。」というメッセージがあると思いますが、モヒート族の血を引くブラックウルフ・ジョーンズの言葉を引用したいと思います。


「そこに辿り着こうと焦ってはいけない。「そこ」などどこにもないのだから。本当にあるのは「ここ」だけ。今という時に留まれ。体験を慈しめ。一瞬一瞬の不思議に集中せよ。それは美しい風景の中を旅するようなもの。日没ばかり求めていては夜明けを見逃す。」

■ https://twitter.com/Indianteachings

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