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『ピアノの本』Piano Communication Magazine No.274 4-6月号
柴崎早智子
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2021.04.22
『ピアノの本』Piano Communication Magazine No.274 4-6月号
クライアント 株式会社ヤマハミュージックジャパン
発行所 株式会社SCRコミュニケーションズ
フリー冊子『ピアノの本』の表紙イラストレーションを担当しています。
今号から、これまでの「季節の音」のテーマから
「音楽・音楽史」をテーマにした新しいシリーズをスタートします。
第一回は「ピアノの誕生」がテーマです。
ピアノは、1709年ごろに大富豪メディチ家に仕えていた
クリストフォリが発明したと歴史にあります。
チェンバロとクラヴィコードという当時の2種類の鍵盤楽器の
良いところを合わせ持つ楽器だったそうです。
そのころは「弱音も強音も出せるチェンバロ」と呼ばれました。
ここからドイツの職人さん達がピアノを発展させていくなど
長い歴史を経て今の鍵盤楽器の代表であり多くに人に愛されるピアノとなっていきます。
今回はそんな歴史の中から
クリストフォリ・ピアノを博物館の展示テイストで描きました。
いつもの二人は今回は展示スタッフとしてみなさまをご案内しています。
ピアノの下にいるのがバルトロメオ・クリストフォリ、
左上の肖像画はクリストフォリの楽器作りの後援をした
メディチ家のフェルディナンド・デ・メディチです。
芸術を保護してきたメディチ家の中でも特に音楽を愛していたそうです。
新しく始まったこのシリーズを通して、
みなさまと一緒に音楽や音楽の歴史のおもしろさを見つけていけたらいいなと思っています。
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