
- 7/29/2026
- 玄光社新刊案内
『キャラクターファイル2026-27』が7月31日に発売
『キャラクターファイル2026-27』が2026年7月31日に発売されます。216名のイラストレーターのオリジナル作品を中心としたイラストレーションをプロフィールと共に紹介するほか、独自の視点で制作を続ける気鋭のイラストレーター9名を特集。『キャラクターファイル2026-27』目次 イラストレーターの福澤遼さんが手がけたビビットなカバーイラストレーションビビットな色彩とかわいらしいキャラクターが目を引く表紙のイラストレーションは、掲載作家でもある福澤遼さんの描き下ろし作品。アートディレクションとデザインは、前号に引き続き尾崎行欧デザイン事務所が担当しています。蛍光の特色インクを3色使い、鮮やかな仕上がりになりました。表紙に寄せた福澤さんの言葉(奥付より抜粋) イラストレーター216人が生み出す多様なキャラクター自己発信が身近になったいま、キャラクターが活躍する場はますます増えています。本書では、イラストレーター216人の、オリジナル作品を中心としたキャラクターイラストレーションを紹介。作家ごとに略歴や連絡先、プロフィールなどの情報も明記され、イラストレーター検索ツールとしてもご活用いただけます。 巻頭特集「SHOWCASE」では9人の作家をピックアップ巻頭の「SHOWCASE」では、独自の視点で制作を続ける気鋭のイラストレーター9名を特集。ビジュアル表現の可能性を軽やかに押し広げる作品にぜひご注目ください。 SHOWCASE掲載作家・IKUIKU STUDIO・オカモトレイコ・カノウミナコ・そねぽん・タキタサキ・Thikity friends・nanao・松~・YASUDA Marcy キャラクターファイル2026-27発売日:2026年7月31日発売判型:B5判・232頁定価:本体2,500円+税出版元:株式会社玄光社ISBN:9784768331743
- 7/13/2026
- 玄光社新刊案内
7月21日発売!『illustration』No.251 特集 マツオヒロミ、七原しえ
特集「マツオヒロミ」レトロモダンな作風で、女性たちを描くイラストレーター・マツオヒロミさん。着物をはじめとした装束のデザインはもちろん、装飾品や小物までこだわりぬいた作品を数多く発表してきた。モチーフについて丹念に調べつつ、独自のアレンジを施して描かれる女性たちは、画面の中で生き生きと輝いています。特集「七原しえ」説得力のある造形と緻密な描写で独自の世界を描き出すイラストレーター・七原しえさんを34ページにわたって特集。オリジナル作品はもちろん、トレーディングカードゲーム、装画など、これまであまり紹介されてこなかったイラストレーションの仕事にも焦点を当て、その創作の源泉に迫ります。The Story behind “The Quest for Light”スワロフスキーとIC4DESIGNが共に作った絵本ができるまでスワロフスキー創業130周年を記念して制作された絵本『The Quest for Light』。その壮大な物語は、広島のイラストレーション&デザインスタジオ「IC4DESIGN」によって描かれました。制作期間はおよそ1年半。世界的ブランドとの協働はどのように始まり、どんなプロセスを経て形になったのでしょうか。インタビュー アンネ・ヴァスコ × 福田利之 × 森下圭子絵本『アームとイルタ』がたどった道のりアンネ・ヴァスコ✕福田利之 ✕森下圭子へのインタビュー。利之さんのコラボレーションにより生まれた絵本『アームとイルタ』。2人が絵と文を担当し、本の上下を反転させることで、どちらの表紙からも物語を読み進めることができます。完成まで実に15年もの歳月を要したこの1冊。2人が出会うきっかけを作り、プロジェクトを支えてきた森下圭子さんを交え、絵本が形になるまでの過程を振り返ります。イラストレーター座談会 第16回 いま、10代を描くということ東京イラストレーターズ・ソサエティ(TIS)会員を含むイラストレーターが集まり、あるテーマに沿ってざっくばらんに語り合う「イラストレーター座談会」。今回集まったのは、かわいちひろさん、ふうきさん、aoさんの3人です。教科書、小説、新聞、TVやウェブなど。さまざまな媒体で青春の一場面や複雑な心情を描き出してきたみなさんは、いまを生きる若者たちをどのように描いているのでしょうか?人物描写に関する制約への葛藤から青春時代の思い出まで、たっぷりと語っていただきました。第239回 ザ・チョイス 審査結果発表第239回の吉田誠治さんの審査員。The Choiceはみなさんからの応募作品を毎号異なる審査員がチョイスする誌上コンペです。審査員は第一線で活躍するクリエイター。このコンペから多くのイラストレーターが巣立っています。入選作品は年度賞審査の対象になります。イラストレーションNo.251は7月21日(火)発売。現在予約受付中です。
- 7/14/2026
- PICK UP
PICK UP! 「動物モチーフ」の仕事
「イラストレーションファイルWeb」では、登録イラストレーターが、それぞれの仕事実績を日々投稿しています。その多種多様な仕事の中から、編集部が特定のジャンルに絞った仕事実績を、ピックアップしました。今回は、2026年5月〜6月に投稿された魅力的な「動物モチーフ」の仕事を紹介します。*本記事に掲載した仕事実績は、「illustrator’s information」内の「works」に投稿された中の一部です。*登録イラストレーターの仕事実績は、「illustrator’s information」内の「works」で見ることができます。動物の仕事さまざまな動物が多様な形で私たちと関わり合いながら暮らしています。今回は、動物にまつわる魅力的な作品を紹介します。金井淳さん『犬と猫の呼吸器ガイドブック』(遊藝舎)末松正弘 著 装画+扉イラストレーションイラストレーション:金井淳詳細:https://i.fileweb.jp/illustrator-list/information/works/48898ナツコ・ムーン絵本『いきもののふしぎ なぜ?どうして?』(高橋書店)挿画今泉忠明 監修 梅井靖子(フレーズ) Dイラストレーション:ナツコ・ムーン詳細:https://i.fileweb.jp/illustrator-list/information/works/48925オオカワアヤM5スクエアサイズバインダー(れんこん社)イラストレーションイラストレーション:オオカワアヤ詳細:https://i.fileweb.jp/illustrator-list/information/works/48936WAN!SHOP/kiaロゴデザインイラストレーション:WAN!SHOP/kia詳細:https://i.fileweb.jp/illustrator-list/information/works/48944浅見ハナ東京新聞「英雄の育て方」宮城谷昌光 文 挿絵イラストレーション:浅見ハナ詳細:https://i.fileweb.jp/illustrator-list/information/works/48949ヨツモトユキウェブメディア「よみタイ」(集英社ノンフィクション編集部)連載「今日も愛でたい」(群れようこ 文) バナー 挿絵 イラストレーションイラストレーション:ヨツモトユキ詳細:https://i.fileweb.jp/illustrator-list/information/works/48773連載「PICK UP!」では、掲載作家の仕事をテーマごとにピックアップしています。
- 6/19/2026
- イラストレーターのお仕事帳
イラストレーターのお仕事帳 ~No.010 里見佳音さん~
イラストレーションファイルWebに掲載中の作家にフォーカスする連載を毎月お届け。クライアントワークにまつわる5つの質問をとおして、イラストレーターの仕事との向き合い方を紹介していきます。第10回でお話をうかがったのは、里見佳音さんです。 ┃クライアントワークを受注するために普段していることInstagramやホームページの更新ももちろんですが、最近は同じテイストの仕事が重なってきていて、作風が固定してしまうのではないかという危機感があり、パーソナルワークをとにかく作らなければという気持ちがあります。それが新しい仕事につながって、新しい分野でも活動できればいいなと考えて、最近は自分の作品づくりに力を入れています。もともと仕事では「こういう依頼を受けたら依頼に合わせた絵を描こう」「依頼に沿った絵を描くのは楽しいな」という感覚がありましたが、自分自身の作品を作ってきた経験があまり多くなくて。「君自身が描きたいものは何か」と言われると答えられないというコンプレックスがあり、そこに向き合いたいと思っていました。友人の若いイラストレーターたちが積極的に個展をやっているのも羨ましくて、4月に初めて個展を開きました。最初は自分が描きたいものが分からずすごく苦労しましたが、描いてみると少しずつ見えてきて。会場で来場者の方々に褒めていただいたことが自分にとってとても大きなできごとでした。それ以来、受けた仕事への向き合い方も変わってきました。いままではオーダーに100パーセント向き合うという意識でしたが、その中に自分にしか描けないもの、自分が描きたいもののエッセンスを入れるようになってきています。個展をとおして「いままで見えていなかった景色が見えてきた」という実感があって、いまがまさに過渡期だと感じています。2026年4月に開催された里見さんの個展「ROUTE」のDM ┃印象的だったお仕事直接ファイルWeb経由で依頼あったわけではないのですが、『イラストレーションファイル2026』に掲載した、マッケンジーハウスという会社のウェブ用ビジュアルの依頼が印象に残っています。何がよかったかというと、自分自身がしっかり絵を描けたという実感がとても強かったことと、デザイナーさんとクライアントさんとイラストレーターが1つのチームになって仕事を進められたからです。この仕事は、デザイナーの方が私を見つけて依頼をしてくれました。マッケンジーハウスは、「明るい地域の街を作っていく」ことを大切にしている住宅・不動産会社で、「街を作っていくというコンセプトに里見さんの明るい絵がぴったりだ」と声をかけていただきました。私の他のいろんな絵も見てくださって、作風なども理解したうえで依頼していただいたことがうれしかったです。この案件は、クライアントとデザイナーが何度か食事に行くくらいしっかりした付き合いがあり、私もそれに参加させてもらうような関係性の中でのお仕事でした。そのためお互いの信頼度が高く、どう描いたらいいか迷わずに取り組むことができました。ちょうど個展の準備期間とも重なっていたので、自分の描きたいエッセンスも入れることができて、「ああ、これはいいぞ」という手応えがありました。 依頼内容は「湘南の街をベースにしつつ、厳密さよりもなるべく里見さんの世界が生きるような街を描いてほしい」というものでした。湘南らしい風景を描いたバージョンからだんだん架空の街に寄せていくようなラフを、アングル変えて5パターンほど描きました。最終的に仕上げた絵は、白を残した描き方がポイントです。(マッケンジーハウス)コーポレートサイト用ウェブイラストレーション/2025年/制作:PARK Inc. 私はイラストレーターになる前に広告代理店で働いていたのですが、そこでクライアントと代理店と制作チームが1つのチームになるのがいい仕事なんだということをいろんな人に教わってきました。でもイラストレーターになってからは、チームとしての仕事になるような機会はそこまで多くありません。だからこそ、この仕事で「下請け」という扱いではなく、それぞれの役割を尊重して接してもらえたことがうれしかったです。チームになっていると意見も出しやすいし、修正もみんなが同じビジョンを見ているから納得して受け入れられる。それが結果的にいいものにつながるということを、この仕事で改めて実感しました。 ┃クライアントワークの際に心がけていること代理店に入った時に、「君たちが作ったものなんか誰も見ない」と言われたことが活きていて、「どうやったら振り向いてもらえるか」「見てもらうために何をするか」を常に考えるようになりました。毎日何百、何千という情報が飛び込んでくる人たちにとって、ちらっと目に留まる画面とは何なのか。クリエイティブに関心のない人も含めた、見る側の視点を持つようにしています。それをふまえたうえで、相手の望んでいる大事な部分の抽出と、自分の「こうした方がよくなる」というところをプラスすることを大事にしています。先方から「こういう感じに」というラフが上がってくることもありますが、そのまま言われたとおりに描くのではなく、一度必ず自分のフィルターをとおして「こうした方がいいですよ」というところを加えるようにしています。お互いのイメージがしっかり固まっていれば1案だけで見せることもありますが、だいたい最初は2、3案をお見せして方向性を確認してから、簡易的なデジタルのカラーラフを作り、方向性が完全にフィックスした後に仕上げを描いています。 ┃使用している制作ツールデジタルで描くこともありますが、基本は手描きでコピックを使用して描いています。まず鉛筆やシャーペンでノートに小さくラフを描いて、スキャンして引き延ばし清書するという作業を繰り返します。そうやって拡大したものを、ライトテーブルで紙に映しながらコピックと色鉛筆で着彩します。コピックのトーンはスキャンするとムラが目立ったり色が飛んだりして、スキャンした画像そのままでは原画の状態を再現できないので、フォトショップで細かい調整をする、といった手順です。はじめから大きく描くのは難しいので、まず小さく描いてだんだん大きくしていく工程があります。なんだかんだ最初の線はかなり正解に近いラインを引けていることが多いですが、いつもこういった感じで制作しています。普段ラフを描いているノート ┃今後してみたいお仕事広告や企業案件の仕事がほとんどでしたが、これからは書籍や絵本、パッケージや音楽関係の仕事もしてみたいです。特に書籍の表紙への気持ちがとても強くあります。イラストレーターを始めた頃は「稼がなければ」という意識が強かったのですが、最近は個展を開催した影響もあり、単純に「いい絵を描きたい」という気持ちが強くなってきました。書籍や絵本の仕事にはそういう意識が必要だと感じていて、ぜひその分野にチャレンジしてみたいと考えています。 イラストレーターとして絵との向き合い方が変わってきているので、これからどんな依頼がきてどんな絵を描いていけるのか楽しみです。いま、AIが普及する流れの中で、どうしてその人に描いてもらうかという理由がある方が活躍するのかなと思っています。だから自分にしか描けない絵をもっと追求していきたいです。 里見佳音(SATOMI Kaoto)イラストレーター。主にコピック・水彩・色鉛筆を使用した、細かいイラストレーションが得意。デザイン制作やアニメーションの案件も多数担当している。ファイルWeb掲載ページHP/Instagram

- 6/17/2026
- PICK UP
PICK UP! 「食べ物」の仕事
「イラストレーションファイルWeb」では、登録イラストレーターが、それぞれの仕事実績を日々投稿しています。その多種多様な仕事の中から、編集部が特定のジャンルに絞った仕事実績を、ピックアップしました。今回は、2026年4月に投稿された魅力的な「食べ物」の仕事を紹介します。*本記事に掲載した仕事実績は、「illustrator’s information」内の「works」に投稿された中の一部です。*登録イラストレーターの仕事実績は、「illustrator’s information」内の「works」で見ることができます。食べ物の仕事生活の中の食事のほか、行事や娯楽として、私たちの人生に切っても切り離せない食べ物。今回は、食べ物にまつわる魅力的な作品を紹介します。山本直孝さん居酒屋チェーン養老乃瀧株式会社の社内報「Smile」表紙イラストレーションイラストレーション:山本直孝詳細:https://i.fileweb.jp/illustrator-list/information/works/48528SUNNY.FORMMART 向井勝明さん飲食サービスのキャンペーン広告イラストレーションイラストレーション:SUNNY.FORMMART 向井勝明詳細:https://i.fileweb.jp/illustrator-list/information/works/48543Fumingさん話楽生Web「ラルテのてんてこ舞い」第1回のカットイラストレーションイラストレーション:Fuming詳細:https://i.fileweb.jp/illustrator-list/information/works/48595小林あつ子さん『豆は煮えたか』(文藝春秋)装画著:朝井まかて 装丁:大久保明子イラストレーション:小林あつ子詳細:https://i.fileweb.jp/illustrator-list/information/works/48610渡辺晶子さんVISAカード会員誌『VISA』3+4月号 / 特集「和菓子」イラストレーション発行:VJAグループ 三井住友カード 企画・編集:エル・アイ・ビーイラストレーション:渡辺晶子詳細:https://i.fileweb.jp/illustrator-list/information/works/48646
- 4/22/2025
- 運営からのお知らせ
「イラストレーションファイル」シリーズに掲載をご希望のみなさまへ
「イラストレーションファイル」シリーズとは玄光社が刊行する「イラストレーションファイル」シリーズは、第一線で活躍するイラストレーターが数多く登場する年鑑です。出版・広告業界などで「イラストレーター起用の決め手」と高い評価をいただいています。また、日本のイラストレーションの動向や潮流を知るために欠かせない資料でもあります。「イラストレーションファイル」シリーズは、以下の4媒体を指します(詳細は、ページ下部をご覧ください)。⚫︎『イラストレーションファイル』(毎年3月頃発行)⚫︎『ファッションイラストレーション・ファイル』(毎年9月頃発行)⚫︎『キャラクターファイル』(偶数年7〜8月頃発行)⚫︎『絵本のいま』(奇数年7〜8月頃発行)◆掲載をご希望の方へ「応募フォーム」に、作家名、メールアドレス、活動実績や作品が掲載されたウェブサイト(またはSNSアカウント)等をご登録ください。掲載のご案内をさせていただくかどうかは、編集会議を経て決定しています。大変恐れ入りますが、ご掲載をお願いする場合のみ、改めてご案内をお送りします。 「イラストレーションファイルWeb」とは「イラストレーションファイルWeb」(当サイト)は、『イラストレーションファイル』のウェブ版として2011年に開設しました。登録するイラストレーターが、自身の作品や仕事実績などを発信しています。◆掲載をご希望の方へ「イラストレーションファイル」シリーズに掲載するには、「応募フォーム」に、作家名、メールアドレス、活動実績や作品が掲載されたウェブサイト(またはSNSアカウント)等をご登録ください。掲載のご案内をさせていただくかどうかは、編集会議を経て決定しています。大変恐れ入りますが、ご掲載をお願いする場合のみ、改めてご案内をお送りします。各ファイルの特徴 ①イラストレーションファイル(毎年3月頃発行)1990年に創刊した、仕事を中心に掲載するイラストレーション年鑑です。出版・広告業界などで「イラストレーター起用の決め手」と高い評価をいただいています。〈掲載を希望する場合〉仕事実績がある方のみご掲載いただけます。例年、刊行する年の前々年11月〜前年10月まで(2027年版の場合は、2025年11月〜2026年10月)の仕事実績が掲載対象です。この間の仕事実績を確認できるウェブサイト(またはSNSアカウント)を「応募フォーム」にご登録ください。 ②ファッションイラストレーション・ファイル(毎年9月頃発行)オリジナル作品を中心に掲載する年鑑です。〈掲載を希望する場合〉オリジナル作品を見ることができるウェブサイト(またはSNSアカウント)を「応募フォーム」にご登録ください。 ③キャラクターファイル(偶数年7〜8月頃発行)キャラクターをはじめとするオリジナル作品を掲載する、隔年鑑です。〈掲載を希望する場合〉オリジナル作品を見ることができるウェブサイト(またはSNSアカウント)を「応募フォーム」にご登録ください。 ④絵本のいま(奇数年7〜8月頃発行)絵本作家(画家、文筆家、翻訳家)を紹介する隔年鑑です。作品やプロフィールの紹介だけでなく、過去2年間の絵本の動向、近年の絵本の潮流を伝える記事などの特集もあります。〈掲載を希望する場合〉絵本、児童書の挿絵など、子どもの本関連の仕事実績が掲載されたウェブサイト(またはSNSアカウント)を「応募フォーム」にご登録ください。 *ウェブサイトやSNSアカウントをお持ちでない場合は、メールまたは郵送でポートフォリオ(PDF)の送付をお願いしています。「問い合わせ」からご相談ください。*そのほかの詳細については、ご案内決定後にお知らせいたします。また、誠に恐縮ながら、掲載の可否についてのお問い合わせはご遠慮ください。
- Invalid Date
- 運営からのお知らせ
発注者向け!契約と著作権のきほん
発注前の4つの”きほん”クライアントのみなさんとイラストレーターが、お互い気持ちよく仕事をするために。依頼の前に知っておいてほしい「4つの“きほん”」をまとめました。きほん1新たなイラストレーションの制作を依頼する場合、その報酬の内訳は、著作権譲渡についての取り決めをしない限り、制作料と「イラストレーションの利用を認めることに対する使用料」であることが原則です。使用料であるからこそ、発注時に使用範囲として取り決めていなかった媒体でイラストレーションを使用する際は、それが同じ絵を使う場合でも、基本的には媒体ごとにそれぞれ報酬を支払う必要があります。きほん2契約条件を合意する前に、スケジュールの関係から、先行してラフ制作などが依頼されるケースがあります。しかし、契約条件を確認・合意しないまま制作を進めることは、その後のトラブルの原因となります。お互いが気持ちよく仕事をするためにも、制作は契約内容について双方で合意できてから進めるようにしましょう。きほん3当初の契約で合意していた「使用範囲」や「使用期間」を超えてイラストレーションを使用する場合には、その分の追加料金などの使用条件について、イラストレーターとの事前の協議が必要です。イラストレーターに無断で、使用媒体を増やしてしまっていた、なんてことはないでしょうか。特にウェブに掲載する場合など、あらかじめ「使用期間」について意識して決めておくことも大切です。期間を延長して使用したい場合は、その都度事前にイラストレーターと条件などについて協議を行いましょう。きほん4著作権の譲渡とは、契約などで特別な制限を加えない限り「どの媒体でも、どの用途でも、いつまでも、何度でも使用できる」ことを意味します。それだけ影響の大きな権利なので、著作権譲渡を希望する場合には、著作権譲渡料としてイラストレーターに相応の対価を支払う必要があるといえます。また、イラストレーションを使用する上で、著作権譲渡は必須ではなく、適切な使用許諾を得るという方法(「著作権譲渡契約」ではなく「著作物利用許諾契約」)などで対応できるケースも多々存在します。安易に著作権譲渡を前提とせず、ぜひほかの方法で対応できないかも検討してみてください。よくある5つのNG事例著作権について十分に知らないまま進めてしまい、悪意はなくても、結果としてイラストレーターの権利を侵害してしまうケースがあります。実際によくある、5つの「NG事例」を紹介します。NG1事前に契約書などで必要な取り決めをしていない限り、イラストレーターの許可なく色や形を変更することはできません。イラストレーターは創作者として「私に無断で私のイラストレーションを改変するな!」といえる「同一性保持権」という権利を有しています。何らかの改変をしたい場合には、必ずイラストレーターに許諾を得るようにしましょう。NG2著作権譲渡の合意や包括的な使用許諾の合意などがない限り、発注時に使用範囲として取り決めていた媒体(もしくは想定されていた媒体)以外でイラストレーションを使用する場合には、媒体ごとに追加料金などの使用条件について、事前にイラストレーターと協議した上で許諾を得る必要があります。イラストレーターの許諾がないまま当初の取り決めにない範囲で二次使用を行うと著作権侵害になりますので、必ず事前にイラストレーターに相談してください。NG3「NG事例②」同様、著作権譲渡の合意や包括的な使用許諾の合意などがない限り、発注時に使用範囲として取り決めていなかった媒体でイラストレーションを使用することはできません。掲載媒体が増えたことによる追加の「使用料」などの条件について、イラストレーターに確認する必要があります。またウェブの場合は、半永久的にイラストレーションが掲載できることになるので、「使用期間」についても意識して、イラストレーターとの間で協議合意(必要であれば契約を更新)するようにしましょう。NG4著作権を譲渡していなければ、原則としてイラストレーターは自身のウェブサイトなどに著作物を掲載することができます。また、実績として公開できることを前提に受注するケースも少なくありません。実績としての公開を認めることが難しい事情がある場合は、発注時点においてその旨をイラストレーターに伝えておき、場合によっては事前に守秘義務契約などで、実績として公開してよい範囲とダメな範囲などについて明確に決めておくようにしましょう。NG5納品されたイラストレーションの「原画」には、所有権が発生しています。契約などで所有権移転の合意や原画の買い取りの合意がない限り、原画が納品された目的を達成したらすみやかに返却するようにしてください。 協力:TIS著作権委員会 監修:弁護士 田島佑規(骨董通り法律事務所) ill:浅妻健司
- 5/20/2026
- イラストレーターのお仕事帳
イラストレーターのお仕事帳 ~No.009 YUTAKA NOJIMAさん~
イラストレーションファイルWebに掲載中の作家にフォーカスする連載を毎月お届け。クライアントワークにまつわる5つの質問をとおして、イラストレーターの仕事との向き合い方を紹介していきます。第9回でお話をうかがったのは、YUTAKA NOJIMAさんです。 ┃クライアントワークを受注するために普段していることざっくりとした答えではありますが、人の縁を大切にしています。周囲の人から、僕にはこういう人や仕事が合っているんじゃないかと紹介してもらうことで人脈が広がり、仕事の話が舞い込んでくる感覚があります。いまはあまりできていませんが、サニーデイ・サービスのライブビジュアルの仕事は持ち込みによるものです。過去の依頼でアメリカのレコードショップの映画のグッズを作ったのですが、その映画のコメントを曽我部恵一さんがしていたこともあって、依頼につながりました。こうやって1つ仕事をするとどこかに繋がっていく感覚があります。自分は音楽が好きなので、好きなことに関連する依頼をいただけてありがたいですね。また、クライアントワーク以外に日本や台湾でアナログで描いた絵の個展をしていて、イラストレーターと画家という2つの軸を大事にしています。その際、クライアントワークと個展で描く絵の世界観が分離しないよう心がけています。過去の個展で、パーソナルワークと仕事で描いた絵を一緒に飾ったことがあるんです。お客さんにはどちらが仕事でどちらが自分の絵か、絵の内容を読み解くまでわからない。そういう状態がすごく大事なんだなと感じました。台湾での活動も、意図的に始まったわけではなくいろいろな仕事が繋がっていまの形になっていきました。きっかけは数年前のコーヒーショップでの展示です。作品を見た台湾のアートディレクターの方が僕のSNSをフォローしてくれて、その2年後ぐらいに台北の百貨店でアニバーサリー広告と個展をしないかと声がかかりました。そこから系列店がある台中の百貨店でも展示をして、百貨店のテナントに入っていたTSUTAYAとコラボをして、それを見た台湾のアパレルからグッズの依頼が来て……、という流れで仕事が広がっていきました。直近では台北のGŪLŪ GURUという店舗でのイベントビジュアルを手がけました。台湾の仕事の進め方は日本とはまた違っていて、自分の想像を超えることがあっておもしろいです。台北にあるGŪLŪ GURUのイベントビジュアル ┃ファイルWeb経由で依頼があった印象的なお仕事岐阜の歯医者さんから院内に飾る絵の作品購入の依頼があって思い出深かったです。子ども向けに描いてほしいというリクエストで、すべて歯にまつわるモチーフや言葉を描き入れました。ちょうどその頃、甥っ子が一生懸命歯を磨いているのがかわいくて、歯磨きしている子どもを描きたいなと思っていたんです。そんな時にこの依頼が来たのでうれしかったです。乳歯が大人の歯に生え変わることって、身長が伸びるとか声変わりするのとはまた違う、不思議な現象じゃないですか。日本だと抜けた歯を屋根の上に投げたりしますが、海外では枕の下に入れるとネズミの妖精がプレゼントをくれるという言い伝えがある国もあるそうで。また、親知らずは知恵がつく頃に生え変わるという意味でwisdom toothというらしく、その知恵の実としてリンゴを描き入れたりもしました。他には、英語で「乳歯が変わるのは成長すること、大人になることだよ」という意味の文を書いて、そのうち青い部分を拾って読むと「sing a song」になるようにしています。鼻歌を歌いながら大人になろうね、という意味をこめました。制作はラフをお渡しして、専門家の立場からおかしなところがないか確認してもらいながら進めました。自分の暮らす東京から離れた岐阜の歯医者さんで飾っていただいているというのが、なんだか不思議でうれしいです。中央のテキストの、青い文字をつなげると「SING A SONG」になる ┃クライアントワークの際に心がけていることクライアントと仲良くなることです。僕は遊び心でモチーフを入れることが多いので、毎回どこまでできるのか探り探りなところがあります。打ち合わせでたくさんしゃべって温度感を探っていくんですが、意外と雑談の中で求められているものがわかることがあったりします。話しながらアイデアが出ることもあるので、そういうやりとりが一番楽しいですね。仕事のときは、まず担当者に喜んでほしいという気持ちがあります。納品した先に購入者の方がいることは大前提として、それでも頼んでくださった人が驚くようなものを描きたいという想いで取り組んでいます。ただ、最近はリモートの打ち合わせが多く、コミュニケーションの取り方が難しいなと感じることがあります。ご依頼内容を確認して、スピード感をもって完成させることもとても大切なことですが、雑談も交えながら進めていく方が、こちらもリラックスして描けることがあるんです。仕事によってはクライアントと直接話す機会が1回もないということもあり、ちょっと寂しいなぁ……と思う時もあります。人が描く意味って、付き合いや余談、縁から生まれるアイデアやユーモアにあると思うので、今後も人との関わりは大事にしていきたいです。 ┃使用している制作ツールイラストレーションの仕事は、修正に対応できるようにiPadとProcreateのデジタル体制で制作をしています。個展の絵は完全アナログで、アクリル絵具を使っています。グラデーションをよく使う人はツールによって仕上がりが変わるかもしれないですけど、自分の絵はベタ塗りなので、デジタルで描いても原画にしても完成物にそこまで差がないんです。なので、作品は手で描いて、イラストの仕事はデジタルで、という使い分けをあまり悩まずにしています。NOJIMAさんが日々の制作をしているアトリエの様子 ┃今後してみたいお仕事レコードジャケットのイラストレーションですね。音楽関係の仕事は過去に経験しましたが、ジャケットはまだやったことがなくて。あとはPVもやりたいです。アニメーションで絵を動かしてみたくて、After Effectsを学ぼうとはしているんですけど全然追いつかなくて。自分は絵を描くことに集中して、アニメーションはプロに任せる形がいいのかなと思ったりしています。他には、ラグジュアリーブランドとの仕事も夢です。職人のような方々と一緒に何かを作りたいと思っているので、自分が好きなものと出会って、一緒に何かを作ることができるのがこの仕事の素敵な部分だと感じています。台湾での活動も今年から本格的に両立させていきたいです。 YUTAKA NOJIMA(野島佑隆)1995 年生まれ。アーティストとしても作品を制作し、 東京、台湾で定期的に個展を開催。 adidasをはじめ、アパレル・音楽・映画・書籍の イラストやグッズなどを手がけている。 細かく構成したイラストや、モチーフ単体を描いたものに加え、 カラーだけではなく、モノクロの作品も制作可能。 カラフルでポップな世界観から、モノクロやフォントのみのシンプルな作品まで、 幅広く描いている。ファイルWeb掲載ページHP/Instagram

- 5/11/2026
- PICK UP
PICK UP! 「植物」の仕事
「イラストレーションファイルWeb」では、登録イラストレーターが、それぞれの仕事実績を日々投稿しています。その多種多様な仕事の中から、編集部が特定のジャンルに絞った仕事実績を、ピックアップしました。今回は、2026年4月に投稿された魅力的な「植物」の仕事を紹介します。*本記事に掲載した仕事実績は、「illustrator’s information」内の「works」に投稿された中の一部です。*登録イラストレーターの仕事実績は、「illustrator’s information」内の「works」で見ることができます。植物の仕事生活を彩り、心を癒やしてくれる「植物」。そのような植物をモチーフにしたイラストにも、同じような優しい温もりが宿ります。今回は、魅力的な植物を描いた作品を紹介します。浅倉田美子さん『日本の米大百科 47都道府県の米づくり』(小峰書店)イラストレーション:浅倉田美子詳細:https://i.fileweb.jp/illustrator-list/information/works/48567IORI KIKUCHIさんYOKOHAMA Flower Art Roadイラストレーション:IORI KIKUCHI詳細:https://i.fileweb.jp/illustrator-list/information/works/48559イワクチコトハさん2026年3月31日発行 三機工業広報誌『Harmony88号』イラストレーション:イワクチコトハ詳細:https://i.fileweb.jp/illustrator-list/information/works/48557鈴木千晶さん「百草香茶」パッケージ&ポスターイラストレーション:鈴木千晶詳細:https://i.fileweb.jp/illustrator-list/information/works/48680たかしまよーこさん『ひかりのくに』4月号(ひかりのくに)「まねっこヨーガ」ページイラストレーションイラストレーション:たかしまよーこ詳細:https://i.fileweb.jp/illustrator-list/information/works/48527田村美佳さん『へるすあっぷ21』2026年4月号(法研)「からだ予報カレンダー」 佐藤純さんのコラム挿絵イラストレーション:田村美佳詳細:https://i.fileweb.jp/illustrator-list/information/works/48588平松慶さん王子ホールディングス「森のチカラ 王子のチカラ」webサイトイラストレーションイラストレーション:平松慶詳細:https://i.fileweb.jp/illustrator-list/information/works/48573武曽宏幸さんSUNTORY サントリーフラワーズ ホームページイラストレーションhttps://sunsungarden.jp イラストレーション:武曽宏幸詳細:https://i.fileweb.jp/illustrator-list/information/works/48563
- 4/16/2026
- 玄光社新刊案内
4月17日発売! 『illustration』No.250 特集 このイラストレーターがすごい!
特集「このイラストレーターがすごい!」今号では250号を記念して、第一線で活躍する107名の描き手のみなさんに「すごい」と思うイラストレーターを3名ずつ選んでもらいました。選出した理由とともに60ページ以上にわたって特集します。加えてイラストレーターとやり取りすることの多いアートディレクター4名に、「すごいと感じたイラストレーター」をお聞きしたインタビューも掲載します。イラストレーター覆面トーク 仕事とお金のトラブル編活躍がめざましいイラストレーターたち。その舞台裏にある理不尽なトラブルやお金の悩みを、4名の作家が完全匿名で語り尽くします。駆け出し時代の苦労、ギャラリーの手数料、AIへの戸惑いなど、匿名だからこそ明かせる赤裸々な本音と深い共感。明日も机に向かう勇気がもらえるはずです。大久保明子さんに聞いた「週刊文春」表紙リニューアル2025年9月、『週刊文春』(文藝春秋)の表紙が生まれ変わりました。48年間にわたり表紙を飾ってきた和田誠さんからバトンを受け取り、3カ月ごとにイラストレーターが交代するリレー方式がスタート。大きな注目を集めたこのリニューアルにこめた思いを、文藝春秋デザイン部の大久保明子さんに伺いました。『イラストレーション』No.250は4月17日(金)発売。現在予約受付中です。▼楽天ブックスhttps://books.rakuten.co.jp/rb/18576778/▼ヨドバシhttps://www.yodobashi.com/product/100000009004233284/▼HMVhttps://www.hmv.co.jp/product/detail/16770782
- 4/17/2026
- イラストレーターのお仕事帳
イラストレーターのお仕事帳 ~No.008 しまはらゆうきさん~
イラストレーションファイルWebに掲載中の作家にフォーカスする連載を毎月お届け。クライアントワークにまつわる5つの質問をとおして、イラストレーターの仕事との向き合い方を紹介していきます。第8回でお話をうかがったのは、しまはらゆうきさんです。 ┃クライアントワークを受注するために普段していること最近はInstagramとイラストレーションファイルWebに力を入れています。Instagramは投稿する時間帯を気にしていて、夕方5時ぐらいに更新し、仕事帰りのタイミングで皆さんに見てもらえたらいいなと思っています。お昼前を狙うこともありますが、夕方の投稿の方が閲覧数が伸びる感覚があります。朝の9時、10時ぐらいでも曜日によっては結構伸びることもありますね。昔は好きなデザイナーさんに「ポートフォリオを送っていいですか」とお伺いして、OKが来たらA4ファイルで送っていましたが、いまはまったくしていません。コロナ前は持ち込みもしていましたが、かなり減りました。その代わり、最近は気になったデザイナーさんを積極的にフォローして、どんなお仕事をされているかを日頃目に入れておくようにしています。フォローを返してくださった方から仕事につながることも何度かありました。接触回数を増やすことでなんとなくお互いに認知があると、先方も仕事を頼みやすいのではないかなと考えています。 ┃ファイルWeb経由で依頼があった印象的なお仕事私の場合、広告の依頼はファイルWeb経由が多い気がします。書籍のデザイナーさんは問い合わせフォームがあったり、SNSや展示などで比較的つながりやすい印象があるのですが、広告会社の方と知り合うきっかけが普段なかなかなくて。なので、ファイルWeb経由でそういったお仕事をいただいた時は「やったー」となります。先日、ファイルWebをご覧になった方から大阪の仕事をいただきました。プロフィールまでしっかり読んでくださったようで、「大阪出身と書いてあったし、元気な絵だからお願いしようと思って」と言っていただいて。あべのハルカスにある「こども美術館 スカイミュージアム」でのイベントの告知フライヤーやデジタルサイネージのメインビジュアルを担当しました。最初はオンラインで打ち合わせしたのですが、共通の知り合いがいることが分かり、今度飲みに行きましょうという話になってさすが関西だなと思いましたね(笑)。地方のクライアントはなかなか自分では開拓しにくいので、依頼をいただけてうれしかったです。「日本紙パルプ商事&日本文教出版 連携企画 ふれてひろがるペーパーワールド ~紙の世界の不思議な魅力!~」チラシ/2026年制作したイラストレーションの原画 また、その依頼が普段なかなか発注いただくことの少ないタッチでのお仕事だったことも印象に残っている理由のひとつです。2、3年前に学校案内パンフレットのコンペに参加してイラストレーションを描いたことがあったのですが、その時は採用には至りませんでした。せっかくなのでとファイルWebに掲載したところ、それを気に入ってくださったクライアントから依頼につながりました。過去に制作したパンフレット用のイラストレーション ┃クライアントワークの際に心がけていること打ち合わせはできれば対面でお願いしています。オンラインだとどんな人と仕事しているのか分かりにくいこともあり、描いていて「大丈夫かな、これでいいのかな」と不安になることがあるんです。直接会って話すと制作物の仕上がりや先方の温度感などがイメージしやすくなりますし、先に会っておくことで、制作時のコミュニケーションが取りやすい関係性を築けるのではと感じています。そのほかには、ラフについて「最初は鉛筆で描いたざっくりしたラフですよね」と聞かれることが多いですが、私は最初から着彩したラフをお送りしています。というのも最初から色付きで具体的なイメージが分かる方が、お互い作業を円滑に進めやすい感覚があるからです。過去に鉛筆描きのラフだと着彩した時と印象が変わりすぎてしっくりこない時があって。そのため特に広告系の案件は着彩ラフを送るようにしています。完成したイラストレーションとのギャップは少ないので、向こうも判断しやすいのではと考えています。 ┃使用している制作ツール基本はPhotoshopです。デジタルツールはProcreate、CLIP STUDIO PAINTを使っています。アナログの時はコピック、ゼブラのサラサのペン、場合によって色鉛筆ですね。デジタルとアナログの使い分けは、ご依頼いただいた時にタッチをすり合わせて決めています。コピックの塗りの質感を求められる場合もあれば、ベタ塗りでドンと飛び込んでくるイラストレーションを求められる場合もあって。前者の時は、コピックで塗って、それをスキャナーで取り込み、Photoshopに入れて、仕上げにPhotoshopかProcreateで線を描き足しています。ベタ塗りのときは、PhotoshopかProcreateだけで仕上げます。また、漫画を描く時はサラサでペン入れする時もあればPhotoshopで作業する時もあります。それは希望タッチや納品物の解像度によって使い分けています。先ほど話した着彩のラフは、だいたいPhotoshopでベタ塗りの状態で出しています。 ┃今後してみたいお仕事まず広告の仕事をもっと増やしたいです。特にこれまでたくさん描いてきたのでビールやお酒のお仕事お願いします!(笑)あと食べ物イベントもやってみたいなと思います。ダイナミックな絵を描きたいのでスポーツ系も挑戦したいです。それと、ファイルWebのプロフィールにも書いているのですが、クラシック音楽が好きなのでそういった仕事が来たらうれしいです。広告のお仕事をたくさんしている方に、どうやったら依頼がコンスタントにくるのか聞いてみたいです(笑)。しまはらさんが描いたお酒や食べ物のイラストレーション しまはらゆうき(SHIMAHARA Yuki)大阪府出身、東京都在住のイラストレーター。 食べることや食事の楽しい場が好きで、いつもご飯やお酒にまつわるイラストを描いている。 趣味はイタリア語の勉強とF1観戦。最近はクラシック(特にピアノ)コンサートの鑑賞にも興味を持っている。ファイルWeb掲載ページHP/X/Instagram/Behance
- 3/26/2026
- 玄光社新刊案内
イラストレーター770人の仕事ファイル『イラストレーションファイル2026』3月31日(火)発売
イラストレーター770人の仕事を中心に掲載する『イラストレーションファイル2026』(玄光社)が、3月31日に発売する。上巻には「あ~さ行」の426人、下巻には「た~わ行」の344人を収録し、さまざまなメディアへ “イラストレーション” という可能性を届けることを主眼としている。イラストレーターの方々の連絡先や略歴はもちろん、掲載作品は基本的に広告や書籍などの実際世に出た形で掲載されており、スタッフクレジットも明記されている。また、巻末の「AD INDEX」を見れば、アートディレクター・デザイナー別に検索することも可能だ。 今年の表紙イラストレーションは上巻が庄野ナホコさん、下巻は髙橋あゆみさん。アートディレクションとデザインは昨年に引き続き、尾崎行欧デザイン事務所の尾崎行欧さん、安井彩さんが担当した。 上巻下巻ともに登場する「金魚」が、2人の描く世界を繋いでいるよう。上巻では小さかった金魚たちが、下巻では人物よりも大きくなって登場し、別々に見ても一緒に見ても楽しい表紙になっている。 『イラストレーションファイル2026』上巻 ページサンプル『イラストレーションファイル2026』下巻 ページサンプル巻頭特集「451人に聞いたイラストレーター実態調査」今回の巻頭特集「451人に聞いたイラストレーター実態調査」では、イラストレーター451人の制作や仕事に関する声を集めた。どのように制作し、仕事を得ているのか。仕事を続ける上での課題や困りごとは何か。調査結果からイラストレーターのいまが見えてくる。また、今回はイラストレーターへ依頼前に確認したい「発注チェックリスト」を掲載。クライアントとイラストレーター双方の認識のずれやトラブルを防ぐために、このチェックリストを活用してみたい。さらに下巻には「発注者向け!契約と著作権のきほん」として、NG事例とともに契約について学ぶことができるまとめも。イラストレーターの権利を侵害しない、侵害されないための知識がまとまっている。 『イラストレーションファイル2026』上巻(玄光社)『イラストレーションファイル2026』下巻(玄光社)
